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  • Kei Kumagawa

総括 : 2019



2019年11月29日。午後九時。

明日(途中で日付け変わったら今日だ)11/30(土)、俺は早くも2019年最後のライヴを福岡市東区は馬出Blowin’で演る。今年はこれでお仕舞いなんだ。観に来て欲しい。


11/30(sat)

@馬出Blowin’


Act: Kei Kumagawa / サニー / にしやまひろかず / 空美真(KUMIMA) / ながたけひさのり


18:30開演

2,000yen(1D込)

Blowin’ new soul : 福岡市東区馬出2-20-30




2019年の俺は多作だった、と思う。濫作ではない、と思いたい(笑)。一年間に書いた新曲の数も今までで一番多かったんじゃないかな。多分(笑)。今年、俺はフル・アルバムを一枚、スプリット盤含むシングルを三枚、EPを一枚、自主制作してリリースした。


それで今回ね、”今年最後のライヴ”では、今年作ったこれらの音源を網羅するかたちでセットリストを書きたいと考えていて、この投稿で2019年にリリースしたKei Kumagawaの全音源を振り返ってみようと思う。俺が、だ(笑)。

オーディオ・コメンタリーというか、音源を掛けながらぐだぐだ裏話を喋るネット・ラジオみたいなものを作ってYouTubeなんかにUPすれば良かったな(笑)。もう間に合わないんだぜ。



"Kei Kumagawa is Dead." / Kei Kumagawa (CD-R)

Nikushimi Records


1. サイクロプスの足

2. Rosa

3. SUNNY

4. Nukasero Yarasero

5. Adamski

6. かのように

7. Courtney

8. Jason Molina's blues

9. Give me Chocolate

10. Shake your Moneymaker

11. Juggernaut baby

12. Lulu



まずは今年一発目、2月にリリースした俺の最初で最後のフル・アルバム、「"Kei Kumagawa is Dead."」だ。


これは、とても分かりやすいアルバムだ。単純にいつもライヴのレパートリーにしている曲を、ドバっと、しかも一気に録音した。多重録音は殆ど無い。一部の曲に酒の空箱を叩く音なんかが入っているだけだ(笑)。


収録した曲目を見てみると、最近のライヴでは演ってない曲がいくつかあることに気がついた。”Adamski”や”Juggernaut baby”、”Lulu”の辺りの歌は、もう何ヶ月もライヴで演奏していないな。セットから洩れた歌の内容から共通項を探すのはやめろ(笑)。けど、今回の”今年最後のライヴ”では、その辺りから一つ選んで演奏しようかな。


因みにこのアルバム"Kei Kumagawa is Dead."はほとんど全てが一発録りで、しかもこの収録曲の順番通りにぶっ通しで録音した。よく聴くと、段々と声が嗄れていく様子や、それと反比例して段々と調子が上がっていく様子がはっきりと聴いて貰えると思う(笑)。そういうものが作りたかった。


しかし、俺はこれを音質的な面で満足していなくてね、ひょっとしたらまた来年も作るかもしれない(笑)。"Kei Kumagawa is Dead."を、だ(笑)。それを思いついてね、いいアイデアだと感じてるんだよ。同じセットで、同じコンセプトの一発録りアルバムを、同じタイトルで毎年録るの(笑)。年々、駄目になっていくと最高だよな(笑)。収録曲は多少入れ替わりがあるかもしれないな。新曲も増えていくべきだろうし、なんじゃろ、ポケモンみたいなもんだよ(笑)。




かのように / Kei Kumagawa (CD-R)

Nikushimi Records


1. かのように

2. 秘密の街



次は3月にリリースしたシングル、「かのように / 秘密の街」だ。

これはBarter Trade盤としてリリースした。つまり物々交換盤だ。「あなたの思う美しいもの」と交換する旨アナウンスして、花やボタンや缶ビールやドローイングやTシャツやペンや歌や猫の髭やストールやフルーツなんかと交換した。これは、俺の特別な思い出になったよ。その節は、みんな本当にありがとう。


カネで売るんでもなく、無料で配るのでもない、そういった「貨幣の多寡」自体から意味が離れたものにしたかったんだ。

この音源はね、音質もこれで曲にぴったりだと思う。カップリング曲との相性もとてもいいね。俺は気に入ってるよ。これは満足だ(笑)。


そして今回のライヴのセットリスト的にはね、俺最近、「かのように」結構演ってるんだよなぁ(笑)。今回は勇気を出して「秘密の街」を演ってみようと思う。いや、長いんだよ(笑)。そうそう、今回のこの投稿はね、「一年間(のリリース)を振り返りながら今年最後のライヴのセットリストをここで書いて、それを実況しつつ音源と曲をプレゼンして、そして何とかしてみんなにライヴに来て欲しい」という趣旨なんだよ(笑)。宜しくお願いします。「秘密の街」演るから(笑)。



Blow in Your Song (CD-R)

Nikushimi Records


1. アフリカの父 / ぜち

2. 13万暮らし / Kei Kumagawa



お次は5月にリリースしたスプリット盤、「Blow in Your Song」だ。

これはね、北九州は若松の音楽家、ぜちさんとのスプリット・シングルだ。俺の企画ライヴ・イベント、「馬の骨音楽会」の会場でぜちさんとの共演を記念してリリースした。ぜちさんから”アフリカの父”を提供頂き、俺は(随分と古い曲である)”13万暮らし”を録音したよ。


しかし、“13万暮らし”かあ……。これは、「今年リリースした音源から一曲ずつ選んだセットリスト」から今の俺の気分的には外したいんだが(笑)、折角だから演るよ。カップリング、ぜちさんの”アフリカの父”をカヴァーするという離れ業があるにはあるが(笑)、俺はあのしりとりの歌詞が覚えられない(笑)。勃起!



Betelgeuse’s Forgiveness / Kei Kumagawa(CD-R)

Nikushimi Records


1. I hurt you

2. Procyon(Instrumental)

3. I want you

4. Betelgeuse



そして紆余曲折の佃煮EP(笑)、「Betelgeuse’s Forgiveness(ベテルギウスの赦し)」だ。

当初のリリース予定は遅れに遅れて、10月にやっと完成した。丸三カ月遅れたわけだ。


つい先日ね、最新作の「生活」を制作してるとき、俺はよく自作音源の最終的な音質やヴォリュームを調整する際に色んな音源と聴き比べたりするんだけど、そこで久しぶりにこの音源を聴いたんだ。

これ、めちゃくちゃ良いじゃん(笑)! 完成して直ぐはね、ドラムスやエレクトリック・ギターの音質、というか録音状態があまり良くなくて、「うーん」と思ったんだけど、いま時間と距離を置いて聴くとね、これはとても良い音源だと思う。素晴らしい。これはとても美しいな、と思った。自画自讃さ。


ライヴでは「I hurt you」を演るよ。これをやるべきだ。




「生活」/ Kei Kumagawa (CD-R)

Nikushimi Records


1. 街の灯

2. 自由になったつもりかい (Cover)

3. 誰にも言えない



そして先日リリースしたばかりの最新作、「生活」だ。

録音・制作しながら何度も聴いたし、完成した音源も何度も聴いたが、何度聴いても声が酷い(笑)。


ギリギリの体調で、ギリギリの予算で、ギリギリの時間の中で作ったから、多重録音するつもりだったリード・ギターや、ベースすらも入っていない。これは完全に未完成の音源だ。だけど、これに入ってるものは完璧に100%「今の俺」だと思う。過去に比べて劣化した部分を含めてね。だから、出来には満足してるな。これは音源の「意味」が何一つソフティケイトされてない、ぐちゃぐちゃでザラザラな俺そのものだ。俺はミュージシャンとしては下手糞だけど、表現者として、そして同時に生活者としては、プロフェッショナルだ。その上プロの酔っ払いなんだぜ(笑)。


今回のライヴでは、やっぱり「街の灯」を演奏すると思う。一度「誰にも言えない」を演りたいんだよ。エレクトリック・ギターでライヴをやる機会を作って、近くやってみたいと考えている。あの曲、気に入ってるんだ。




これが、2019年にKei Kumagawaが作った音源のすべてだ。一年間、個人的には色んなことがあった。良いことも悪いこともね。

この投稿を書いていくうちに、11/30のライヴのセットリストが自ずと完成した。本当にこれを書きながら決めた。こうだ。



このセットリストで、俺は今年最後のライヴを演る。

もう日付けが変わるな。……カネが無いまま赴くライヴは、何しろ演奏以外の部分でのストレスが大きくてね(笑)、個人的には大変なんだけど、……音楽は、楽しいからな。思い切り楽しみたいと思う。


みんなと、年末の挨拶が出来たら幸いだ。そう願うよ。

ありがとう。


Kei Kumagawa

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